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不倫慰謝料の時効と時効を止めて慰謝料を請求する方法

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はじめに

自分の配偶者が、自分以外の人と不倫をした場合、法律上、慰謝料請求ができます。ただし、いつでも慰謝料請求ができるわけではありません。民法上、慰謝料を請求できる期間制限があります。このような法律上の制度を「時効」と言います。

慰謝料請求

不倫相手に対する慰謝料請求の時効

不倫相手に対して慰謝料を請求したいと考えていても、何もしなければ、時効により慰謝料が請求できなくなります。

具体的には、不倫の事実を知った日から3年で時効となり、慰謝料請求ができなくなるのが原則です。

また、不倫があったことを知らない、または配偶者の不倫相手が誰かわからないままの場合、不倫の日から20年が経過すれば時効が成立し、慰謝料を請求できなくなる可能性があります。

また、不倫をした夫(妻)に対して慰謝料を請求したいと考えた場合であっても、何もしなければ、時効により慰謝料が請求できなくなります。

こちらも同様に、不倫の事実を知った日から3年、不倫の日から20年が経過すれば、時効が成立するのが原則です。

ただし、夫婦間で慰謝料を請求する場合、婚姻期間中は時効が成立しません。そのため、離婚をしたあと6ヵ月以内であれば、時効が成立しないという例外があります(民法第159条)。

 

不倫の時効を止めるには?

時効で不倫慰謝料請求ができなくなる時が迫っている場合、どうすればいいのでしょうか。

 

時効の中断とは

時効の中断とは、時効が一時的に止まることをいうわけではなく、時効のカウントがゼロから再スタートされることを言います。

たとえば、不倫を知った日から2年11ヵ月が経過していた場合、あと1ヵ月で時効となり、慰謝料が請求できなくなってしまいます。しかし、ここで時効の中断をすれば、時効のカウントをゼロに戻すことができるのです。

つまり、時効が迫っていたとしても、時効を中断すれば、そこから改めて時効のカウントが始まる(ゼロからスタートする)のです。

 

時効を止める方法

時効を止めるには、いくつかの法的な手段があります。以下で、主な手段を説明していきます。

 

(1)不倫相手に「内容証明郵便」を送る

不倫相手に内容証明郵便を送付して、慰謝料請求(催告)をします。そうすることで、その内容証明郵便が到達した日から6ヵ月の間は、時効がくるのを一時的に止めることができます。

ただし、この方法では、時効が中断されず、時効のカウントがゼロから再スタートとはなりません。時効が一時的に止まっているだけなので、この6ヵ月の間に急いで慰謝料を回収しなければなりません。もし、慰謝料の回収が間に合いそうにない場合は、裁判を起こして本格的に争っていくことになります。

 

(2)不倫相手に慰謝料を請求する裁判を起こす

不倫相手に対して、慰謝料を請求する裁判を起こすことで、時効が止まります(時効の更新/時効の中断)。裁判をしている間は、時効が止まったままになるので、裁判でじっくりと慰謝料の請求をすることができます。

 

不倫の時効を止める場合にしてはいけないこと

不倫相手に対して慰謝料請求をする場合に、時効との関係でやってはいけないことがあります。

 

(1)請求を後回しにする

「時効まであと3年もあるから、まだ大丈夫だろう」と思って請求を後回しにすることは、一番やってはいけません。不倫から時間が経つほど、SNSの投稿が削除されるなど、不倫の証拠が減ってしまうリスクがあります。

 

また、時効ギリギリになって慰謝料を請求すると、準備不足のため、結局慰謝料を請求できなかったという事態になりかねません。そのため、慰謝料を請求しようと思い立ったら、すぐに手続の準備を始めるなどの行動を起こしましょう。

 

(2)請求をあきらめる

請求の手続が難しそうだから、または時効ギリギリだからといって、請求をあきらめてはいけません。ここであきらめてしまったら、慰謝料を請求できる可能性がなくなってしまいます。そのため、慰謝料請求について詳しい弁護士に相談するなどして、時効が完成を防ぐための対策を練りましょう。

 

不倫の慰謝料請求をする場合の準備と手続について

時効との関係では、内容証明郵便を送り時効の完成を猶予したうえで、交渉を行い、相手が慰謝料の支払いに応じない場合は裁判を起こすことになります。

その前提として、まず、不倫相手の連絡先や不倫についての証拠をできる限り集めておくことが大切です。そのうえで、不倫相手に内容証明郵便を送付し、慰謝料の請求をしていきます。もし、不倫相手との話合いで慰謝料請求を拒否された、もしくは交渉が進まない場合は、裁判を起こして慰謝料を支払うよう求めていくことになります。

 

まとめ

不倫慰謝料請求の時効は3年ですが、3年という期間は意外にあっという間に過ぎてしまうものです。そのため、不倫の事実が発覚したら、できる限り証拠を集めて、後回しにすることなく相手に請求をしていくことが大事です。請求をしようとしてわからないことがあれば弁護士に気軽にご相談ください。

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